ファクタリングと一言で言っても、さまざまな種類があります。
たとえば、国際ファクタリングは、ファクタリングという名はついているものの、通常の資金調達を目的としたファクタリングとは利用目的がそもそも違います。
そこでここでは、国際ファクタリングの特徴や利用することで享受できるメリット、また、契約前に知っておくべき国際ファクタリングならではのデメリットを紹介します。
国際ファクタリングというのは、海外と取引している国内の輸出企業が、取引先である輸入先から代金を確実に回収するために行うファクタリングのことです。
一般的なファクタリングは、未払い状態の掛債権を売却し、資金を調達することが目的です。
一方で、国際ファクタリングは、代金を回収できないリスクの軽減、さらには、鳥久機の信用調査を目的に行われます。
特に、海外となると、国内の企業とのやり取り以上に万が一のトラブルが発生した際のやり取りが難航しがちです。
そのような中で国際ファクタリングを利用すれば、輸入企業の信用調査を自らする手間を省け、代金未回収のリスクを下げられます。
魅力的に思える国際ファクタリングではあるものの、その利用にはデメリットも存在します。
たとえば、信用調査だけでも1万円前後かかるうえに、さらに保証料として代金の1から2%を支払わなければなりません。
しかも、その支払いは毎月生じます。
また、信用調査には時間がかかります。
一般的に早くても数週間、長い場合1ヶ月経たないと調査は完了しません。
急ぎでの依頼には不向きです。
さらに、国際ファクタリングを取り扱っているのは大手金融機関のみです。
サービス内容を比較検討して依頼先を選べるほど、候補が多くありません。
寡占状況ゆえに料金がやや強気価格に設定されている点には注意が必要です。
国際ファクタリングを利用すると、海外にある取引先の信用調査を任せられる上に、代金未回収のリスクを下げられます。
ただ、魅力的な国際ファクタリングではあるものの、その分だけかかる費用は高めです。
特に、国際ファクタリングを手掛けている企業の数が少なく、寡占状況ゆえに価格がやや高めに設定されている点には注意しなければなりません。
また、信用調査には1ヶ月ほど時間がかかります。
急ぎの調査には利用できません。